
杉本比呂無税理士事務所からNewsLetterを配信!2026年4月号
補助金だけじゃない!中小企業支援制度の賢い活用法 ― GビズIDのログイン方法が変更されました ―
補助金申請などで使うGビズIDは、複数の行政サービスに共通で使える事業者向けIDです。2025年12月17日から行政サービスへのログイン方法が変更されました。今後の手続に備え、ポイントを整理します。
GビズIDは補助金申請だけでなく、複数の行政手続に共通で使えるIDです。取得・認証設定を整え、手続を止めない体制を早めに準備しましょう!
ログイン時の認証方法が変更されました
GビズIDは法人・個人事業主向けの共通認証システムで、1つのアカウントで複数の行政サービスを利用できます。2025年12月17日以降、GビズIDで行政サービス(e-Gov、Jグランツ等)にログインする際の認証が変更されています。これまでのSMSで受け取るワンタイムパスワード方式は利用できなくなり、今後は次のいずれかでのログインが基本となります。
- GビズIDアプリ認証:アプリで承認
- メール認証:ワンタイムパスワード入力
認証方式ごとの対応
- アプリ認証を利用中の方:特に対応は不要。これまで通りログインできます(追加でメールOTPを設定することも可能)。
- SMS認証を設定中の方:SMSでは行政サービスにログインできなくなったため、アプリ認証またはメールワンタイムパスワード認証のどちらかを設定する必要があります。
そもそもGビズIDとは?
いままでは法人・個人事業者の確認手段として電子証明書の取得(有料)が必要でした。しかし、GビズIDを取得すること(無料)で、電子証明書がなしで電子申請が可能となります。現在、GビズIDアカウントで利用できる行政サービスは拡大中であり、今後も広がる見込みです。
電子申請のメリット
- いつでも・どこでも手続きできる:インターネット経由なので、原則24時間365日、自宅や職場から申請できます(※メンテナンス等で停止する場合あり)。
- 時間やコストを削減できる:役所へ行く移動時間・交通費が不要になり、郵送の切手代などもかかりません。
- 情報入力の手間を減らせる:企業概要や財務情報など、過去の申請で入力した情報を自動転記で再利用でき、入力負担を軽減できます。
GビズIDでできること
補助金申請や各種計画の認定申請、社会保険手続き、営業許可申請などをオンライン化でき、対応サービスは年々拡大しています。電子申請は難しく感じても、補助金申請には不可欠なため、この機会に理解を深めて活用していきましょう。
また、ログイン時の認証機能で申請者確認を行うため、押印(ハンコ)が不要になります。補助金申請や各種計画の認定申請、社会保険手続き、営業許可申請などで書類への押印が不要になります。
GビズIDで利用できる主な行政サービス
- jGrants(経済産業省・補助金申請システム)
- デジタル化・AI導入補助金(経済産業省・中小企業庁・中小機構)
- 事業継続力強化計画電子申請システム(中小企業庁)
- 社会保険手続きの電子申請(日本年金機構)
- 保安ネット(経済産業省)
- DX推進ポータル(経済産業省/IPA)
- 経営力向上計画申請プラットフォーム(経済産業省 ほか)
- 農林水産省共通申請サービス(農林水産省)
- 食品衛生申請等システム(厚生労働省)
- e-Gov(総務省)
まだ取得していない場合は早めの準備を
GビズIDは「必要になってから」だと間に合わないケースがあります。特にプライムは発行に時間がかかるため、補助金や行政手続の予定がある場合は前倒しが安全です。日常的に手続を行う会社ほど、早めに社内で「どの認証方式を採用するか」も決めておくと運用が安定します。
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